大学中退者の試用期間の過ごし方

試用期間とは何か

 大学中退のあなたが就職を決めた後、労働契約内容の確認で内定先企業を訪れると、会社によっては試用期間の説明を受けることになると思います。
 企業が試用期間を設けるのは、採用した人材の能力や出勤率、勤務態度を勘案したうえで本採用するかどうかを検討するためですが、実際には長期雇用を前提としているので、一定期間を大過なく過ごせば、そのまま正社員として採用されます。
 一般的な試用期間は1カ月から半年程度で、その間は給与を低く設定する企業もありますが、雇用保険・健康保険・労災保険・厚生年金の加入は義務付けられています。
 保険加入が認められないのは、雇用期間が半年以内の臨時雇用者や、所在地の一定しない事業に従事する者、船員保険の被保険者、国保組合の事業所に使用される者だけです。

試用期間中の心得

 試用期間を設けるのは長期雇用を前提としているからなので、労働基準法で正当と認められる理由がない限り、企業の都合で一方的に解雇されることはありません。
 解雇に値する理由には、入社した本人が経歴詐称をしていたり、遅刻や早退、欠勤が多かったり、勤務態度に甚だしい問題があるなどがあげられます。
 とはいえ、企業が採用した社員を即時解雇できるのは、入社後14日以内だけで、15日を経過すると、解雇する30日前に予告をするか、予告の代わりに平均賃金の30日分以上を解雇予告手当として支払わなければなりません。
 真面目に出勤し、意欲的に仕事に取り組んでいれば、解雇されることはないので、一生懸命働きましょう。
 同様に、大学中退者のあなたが就職活動を行って入社した企業を辞めたいと思ったときにも、即日退社はできません。
 退職する14日前には、その意向を伝えましょう。